マイニングについて調べているとコネクタが溶けた話をいうのをたまに見かけることがありますが、たいていは変換ケーブルをつかっていることが原因だと考えられます。
とくに危険なのはSATA電源コネクタ一つからPCIe補助電源コネクタに変換するタイプ。これが一番トラブルが多く見受けられます。SATA電源コネクタの仕様上1.5A*12*3pinの54Wまでしか供給できないと思われますが、PCIe6Pinの規格では75Wまで必要です。記事によっては2つ分岐させるのはやめてと書いているところもありますが1つでも自分は危険だと思います。
どうしても変換が必要な場合は4Pinペリフェラル2口からの変換ケーブルを使用すべきでしょう。少し前のグラフィックカードを買ったことがある人は知っていると思いますが、グラフィックカード付属の電源変換ケーブルはふつう4ピンペリフェラル2からのものが入ってます。たまーに1つから変換するものもありますが、いままでSATA電源コネクタからの変換はみたことがありません。
4Pinペリフェラルは仕様上も11Aまで対応できるようですので、どちらを使うべきかは明白かと。
ではPCIeの補助電源を使う分にはどう配線してもいいのかというと、そういうわけでもありません。Seasonicの電源を買うと注意書きがあるのですが、たしかコネクタが2つある1つのケーブルを、2枚のグラフィックカードに刺さないでくださいと書かれていたはずです。
どう配線するのがベストかというと、1080までのビデオカードの場合は、1本のケーブルでライザーと、カード本体にそれぞれ6Pin、8Pinを差し込むのがよいと思われます。自分の手持ちの電源だとライザーの電源コネクタにケーブルが届かないのでシルバーストーンの延長ケーブルを使用して配線しています。
普段SATAやペリフェラルの供給電力なんて気にすることがないのでこの機会に調べてみました。もしかしたら間違いがあるかもしれませんが、自己責任でお願いします。